石臼挽き 乗用摘採機摘み 棚栽培
”愛”は、愛知県西尾市で収穫された抹茶です。西尾は日本人の誰もが知る茶産地ではありませんが、実は古くから抹茶の産地として有名です。西尾で生産されるお茶の90%以上を、抹茶の原料である碾茶が占めています。西尾は西に京都、東に静岡と、茶の二大産地に挟まれています。過去には玉露なども作っていましたが、生き残りをかけて抹茶の原料の碾茶生産に舵を切りました。豊かな自然的背景、名古屋という大都市で昔から抹茶が親しまれていた歴史的背景、石臼の原料の御影石が手に入りやすい背景が影響しています。
矢作川によって運ばれてできた砂地は、抹茶栽培に適していました(自然的背景)。江戸時代の名古屋では、七代尾張藩主徳川宗春のもとで「茶の湯」が広められ、下級武士や庶民にまで浸透し、最終的に茶の湯に禁止令がでるほどにまで過熱しました(歴史的背景)。碾茶を挽く石臼の原料の御影石は、西尾市の隣の岡崎市にあり、抹茶生産のための道具が手に入りやすかったという背景もありました。
西尾では、乗用式摘採機が棚の中でも稼働できるように、棚が高く設計されています。品質と効率の両方を兼ね備えた産地で、鮮やかな緑色と苦渋みやクセが無く飲みやすい味が特徴です。お楽しみください。
お薄茶の作り方
2g
80℃
50cc
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お濃茶の作り方
4g
80℃
30cc
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