無農薬 乗用摘採機 直がけ栽培
”鹿”の生産地である鹿児島は、全国茶生産量トップを毎年静岡と争う重要な産地です。近年
の抹茶需要の増加に応えるため、2014年から抹茶生産を始め、2020年には京都を抜いて生産量日本一となりました。京都や八女などの産地では年に2〜3回の収穫なのに対し、温暖な鹿児島では年4回〜5回の収穫が可能なため、面積あたりの年間収穫量が圧倒的に高いことも大きな特徴です。
鹿児島では茶畑のうえに直接遮光ネットを乗せて太陽光を遮る“直がけ栽培”が主流です。茶園の99.6%が平坦(全国平均52.3%)という特性を利用し、乗用摘採機と呼ばれる大きな収穫機を使ったり、加工では生産効率の低いレンガ炉の代わりにネット式碾茶炉を使ったり、生産効率重視の栽培が行われています。
度々噴火する桜島の灰によってできた土は、お茶の根の根張りがよく育つというメリットがある一方で、桜島の噴火の頻度は高すぎて、茶葉にその灰が付いてしまうというデメリットがあります。そこで鹿児島では蒸す前に茶葉を洗う工程を追加する工夫を行っています。
鹿児島は、抹茶産地としてまだまだ新しく、今後に成長の余地を残す期待大の産地です。
お薄茶の作り方
2g
80℃
50cc
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アメリカーノの作り方
2g
80℃
150cc
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