正直に申し上げて、原材料に抹茶と記載するため、緑色の着色料として使用するためであれば、matcha tripよりも安価で手に入る抹茶がたくさんあります。しかし、抹茶の風味が濃い、抹茶が主役となるスイーツを作るためには、安価なものでは苦味が強すぎてしまいます。苦味を打ち消すために、砂糖の使用量を増やす必要があり、抹茶よりも砂糖が主役となってしまいます。特に、火を通さない生菓子では、抹茶の味がダイレクトに出てくるため、相性の良い抹茶を選ぶことが大事です。

また、品評会でmatcha tripのものよりも高評価を得る抹茶も、世の中にたくさんあります。

品評会では、雑味がなく、旨味がある抹茶が評価されます。しかし、その評価の軸はお薄茶やお濃茶にしたときに美味しいかどうかであり、スイーツに使ったときのものではありません。スイーツにしたときには、すっきりあっさりしすぎて物足らない味わいになる傾向があります。上品で繊細な味わいは、乳製品や砂糖などの他の原材料と合わせたときには負けてしまうのです。

matcha tripの抹茶は、旨味も苦味もコクもある、つまり味が濃いのが特徴です。品評会では全く評価されない抹茶です。

matcha tripでは、スイーツづくりに使用することを第一に考え、他の食材と合わせても味わいが負けない、苦味と旨味のバランスが良い抹茶だけをオススメしています。